リコ's travel diary

旅の記録

【インド編】テンションどん底 デリーの1日

15分ほどリクシャに乗り、DTTDCらしき場所へ到着。

(看板は見当たらないけど、とりあえず旅行代理店ぽい)

 

中に入り、スタッフに「○○ホテルに泊まるからパーミッションがほしい」と伝えました。

スタッフ:「バウチャーは?」

私:「メールで申し込んだからバウチャーはないの」

スタッフ:「じゃあ、無理!」

私:「は?!無理って・・・いや、それこそ無理!!」

ごたごたしているうちに、だんだ~~~んおかしな方向へ会話が進んでいったのです。

 

スタッフ:「今、デリーはめちゃくちゃ危険なわけ!特に君みたいな女一人旅とか言語道断!うちで今日一日のデリー観光と、ホテルと、明日の空港送迎つけるから、10000ルピー(約17000円)で。特別割引価格だよ!安全を買う?どうする?今デリーは本当に危険で・・・(エンドレス)」

 

すったもんだ1時間半以上は闘っていたと思います。

だんだん私も疲れてきて、まぁ日本に置き換えて考えてみれば、17000円くらいするよね・・・確実にぼったくりだけど・・・それで安全が保障されるなら・・・。

と、彼の提案に乗っかることとなりました。

 

すぐさま手配された車が到着し、「君の行きたいところ、どこでも連れてくよ」というので、こうなったら行きたいところ全部行ってやるーーと思い、まずはインド門へ。

すると数日後に控えた共和国記念日の軍隊予行演習のため、門封鎖。

ドライブしながら遠目に見ることしかできませんでした。ついてない。。。

 

実はデリーは2回目の旅行だったため、それ以外のメジャーな観光地はすべて観光済みだったのです。

そのため、事前にチェックしておいた紅茶屋とレストランに行くよう頼んだのですが・・・

 

レストラン⇒その地域が今日はイスラムのお祭りが開かれていて封鎖されている

紅茶屋⇒場所がわからない

ということで、ドライバーが「おすすめのカレー屋と紅茶屋に連れて行く」と言い、

結果、超微妙な店に連れて行かれるハメに。

 

わかったことは、なんだかんだ理由をつけて自分のご贔屓の店に連れて行き、コミッションを受け取るという構図な訳です。

 

もう、私になんら旨味なし!!!!!!!!!怒

 

しかも最悪なのはこのドライバー、セクハラまがい。いや、完全にセクハラ。

ここではとても書けないようなセクシャルな質問をふっかけてくる訳です。

安全を買ってお金を払ったはずが、大丈夫かわが身???とかなり不安が募りましたが、

ここで弱気になったら負け。

あくまで強気で、ふてくされながら、嫌な女を演じ続けました。。。

 

でもさすが途中で疲れてきて、一人になりたい、静かな所で気持ちを落ち着かせたいと思い、世界遺産の廟を見に行くことに。

 

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フマユーン廟。

1565年に建てられた皇帝のお墓です。

ここはとても静かで、ここで出会った少年たちが元気でフレンドリーで、

とっても癒されました。

ただドライバーから解放されたい一心で、2時間近く滞在。

 

夕方に差し掛かかり、早めにホテルに連れていってもらいました。

無事にホテルに着いたものの、ここで怒りが頂点へ。

ドライバーがチップをせびってきたのです。

インドではチップを払うのは普通なので、多少払うつもりではありました。

ガイドブックには100ルピーが相場とあったけれど、念のため「いくら?」と聞いてみると、

「1200ルピーでいいよ」という訳です。

 

これにはさすがの私も怒り沸点に達しましたが、明日の送迎に来くれなくなるともっと腹立たしいので、冷静になりました。

 

ここで役立ったのが『セカンド財布』。

こんなこともあろうかと、

メインの財布にはクレジットと大きなお札を入れ、鞄とチェーンで繋いで保管。

セカンド財布は小銭入れとして200ルピー程度のお金しか入れないで常用使い。

と使い分けていたのです。

 

ドライバーにはセカンド財布だけを見せて、

「ほら、私200ルピーしか持っていない!デリーは危険だから現金は持っていないの!

でもここで200ルピーを払ってしまったら、今夜の夕飯何も食べられないわ・・・(泣き真似)」と言ったら、

しょうがない、と言わんばかりに100ルピーだけ持っていきました。

 

よっしゃーーーーしてやったり!!!!!

 

という訳で、散々な一日でしたが、最後の最後でちょっとガッツポーズなのでした。

 

結局ホテルも超微妙で、

ドアがめちゃくちゃ薄くて破られそう(明日の朝、無傷で生きてるかな私)、

お湯が出ずシャワー浴びられない、

エアコン効かず部屋が寒い、

と眠れぬ夜を過ごすハメにはなったのですが。。。