【インド編】デリーからダージリンへ
1月19日 AM8:00
無事、何事もなく朝を迎えられました。
フロントで朝食をとり、ドライバーを待つことに。
レセプションのおじさんが、なぜかカウンターから出て隣に座ってくる。
そして、インド人男性お決まりの5大質問をしてくる。
①名前は?
②年齢は?
③学生か?働いているのか?
④どこから来たんだ?
⑤彼氏or夫はいるのか?
まあどれも適当に流せばいいのですが、5つ目に続くこれまたお決まりの質問があって。
「彼氏がいるよ」と答えると必ず「何人いるんだ?」と聞かれます。
「1人」と答えると、「1人しかいないのか?!それじゃあインド人の恋人も必要だろう!」と言われ口説きが続きます。(笑)
女性を口説く、というとイタリア人男性を連想しますが、イタリアよりインドの方がよほど口説き好きだと思う。
そうこうしてる間に、例のドライバーが迎えに来ました。
空港までの車中、「今度は俺の故郷に来てくれ、宿も何も心配しなくていいから~」と。そして「メールアドレスを教えてくれ」と言われたものの、昨日のやり場のない怒りから偽アドレスを教えました。ささやかな復讐。
30分ほどで無事空港到着。
やっとドライバーから、そしてデリーの呪いから解放されたのでした。
AM11:30 デリー発 航空会社:ジェットエアウェイズ
ベジだとチキンカレー、ノンベジだとカレーではない魚料理に遭遇する確率が高かったです。
写真はチキンカレー、ダル(豆)カレー、チャパティ(薄いパンのようなもの)、ケーキでした。
PM13:50 バグドゥグラ着
ダージリンへの最寄はダージリンから南のバグドゥグラ空港です。
空港からダージリンのアクセスについて。
この情報がなかなかなくて、長時間空港で右往左往するハメになりました(^^;)
1月のダージリンはオフシーズン。観光客なんてほとんどいません。
お客の取り合いで空港を出た途端、ドライバーに囲まれます・・・
ダージリンへのオススメアクセス方法は2つ。
①バグドゥグラ空港からタクシーに乗る(大きめでキレイな車が多い)
②近くのスィリグリーという場所まで行き(15分程度)、そこのバスターミナルから乗り合いジープに乗る
私は①で1000ルピー(交渉次第。ドライバーの言い値は800~1500ルピー)で交渉成立させました。
明るいうちにダージリンに到着できるなら②の方がはるかに安く行けるのでオススメです。観光客はいなくても、地元人が利用するのでジープは頻発しています。
私の場合、到着が18時過ぎで暗くなることと、ダージリンに到着してからホテルまでの道のりが不安だったため、①を選択しました。
ダージリンまでの道のりは約3時間。かなりの山道です。
カーブも多いので、車酔いしやすい方は酔い止めを飲んだ方がよいでしょう。
車内から撮った写真。かなり山の上の方まで来ました。
茶色の道路らしきもの、ここをひたすら上って行くのです。
山を上りきると、一度町に出ました。でもダージリンは更にこの先の町。
道路に見える線路は、世界遺産トイトレインの線路!今は一部運休しています。
そして18時半、やっとダージリンに到着。
日本で「HOTEL YUMA」を予約しておきました。
が、ホテルに到着するもなぜか「満室なので今日は泊まれません」とのこと。
な、なぜに~~~!?!?!?!?!
バウチャーを見せても満室なものは満室なので、目の前にある違うホテルに案内されるハメに。
明らかに、YUMAより微妙な雰囲気。。。お客さんの気配ないし・・・
部屋を見せてもらうも、寂れた雰囲気でやはり微妙。でもしょうがないのでここで1泊することに。
部屋は広い〇
しかし部屋の半分が全部窓のため、やたら寒い×
暖房がない×
電気がなかなかつかない×
シーツ汚い×
お湯がでない×
タオル、アメニティ一切なし×
ダメダメやん。。。
とにかく寒いので水シャワーは浴びられないし、浴びたところでベッドも汚いので着の身着のまま寝ました。
インド到着3日目、とことんツイてない日が続きます。
【インド編】テンションどん底 デリーの1日
15分ほどリクシャに乗り、DTTDCらしき場所へ到着。
(看板は見当たらないけど、とりあえず旅行代理店ぽい)
中に入り、スタッフに「○○ホテルに泊まるからパーミッションがほしい」と伝えました。
スタッフ:「バウチャーは?」
私:「メールで申し込んだからバウチャーはないの」
スタッフ:「じゃあ、無理!」
私:「は?!無理って・・・いや、それこそ無理!!」
ごたごたしているうちに、だんだ~~~んおかしな方向へ会話が進んでいったのです。
スタッフ:「今、デリーはめちゃくちゃ危険なわけ!特に君みたいな女一人旅とか言語道断!うちで今日一日のデリー観光と、ホテルと、明日の空港送迎つけるから、10000ルピー(約17000円)で。特別割引価格だよ!安全を買う?どうする?今デリーは本当に危険で・・・(エンドレス)」
すったもんだ1時間半以上は闘っていたと思います。
だんだん私も疲れてきて、まぁ日本に置き換えて考えてみれば、17000円くらいするよね・・・確実にぼったくりだけど・・・それで安全が保障されるなら・・・。
と、彼の提案に乗っかることとなりました。
すぐさま手配された車が到着し、「君の行きたいところ、どこでも連れてくよ」というので、こうなったら行きたいところ全部行ってやるーーと思い、まずはインド門へ。
すると数日後に控えた共和国記念日の軍隊予行演習のため、門封鎖。
ドライブしながら遠目に見ることしかできませんでした。ついてない。。。
実はデリーは2回目の旅行だったため、それ以外のメジャーな観光地はすべて観光済みだったのです。
そのため、事前にチェックしておいた紅茶屋とレストランに行くよう頼んだのですが・・・
レストラン⇒その地域が今日はイスラムのお祭りが開かれていて封鎖されている
紅茶屋⇒場所がわからない
ということで、ドライバーが「おすすめのカレー屋と紅茶屋に連れて行く」と言い、
結果、超微妙な店に連れて行かれるハメに。
わかったことは、なんだかんだ理由をつけて自分のご贔屓の店に連れて行き、コミッションを受け取るという構図な訳です。
もう、私になんら旨味なし!!!!!!!!!怒
しかも最悪なのはこのドライバー、セクハラまがい。いや、完全にセクハラ。
ここではとても書けないようなセクシャルな質問をふっかけてくる訳です。
安全を買ってお金を払ったはずが、大丈夫かわが身???とかなり不安が募りましたが、
ここで弱気になったら負け。
あくまで強気で、ふてくされながら、嫌な女を演じ続けました。。。
でもさすが途中で疲れてきて、一人になりたい、静かな所で気持ちを落ち着かせたいと思い、世界遺産の廟を見に行くことに。
フマユーン廟。
1565年に建てられた皇帝のお墓です。
ここはとても静かで、ここで出会った少年たちが元気でフレンドリーで、
とっても癒されました。
ただドライバーから解放されたい一心で、2時間近く滞在。
夕方に差し掛かかり、早めにホテルに連れていってもらいました。
無事にホテルに着いたものの、ここで怒りが頂点へ。
ドライバーがチップをせびってきたのです。
インドではチップを払うのは普通なので、多少払うつもりではありました。
ガイドブックには100ルピーが相場とあったけれど、念のため「いくら?」と聞いてみると、
「1200ルピーでいいよ」という訳です。
これにはさすがの私も怒り沸点に達しましたが、明日の送迎に来くれなくなるともっと腹立たしいので、冷静になりました。
ここで役立ったのが『セカンド財布』。
こんなこともあろうかと、
メインの財布にはクレジットと大きなお札を入れ、鞄とチェーンで繋いで保管。
セカンド財布は小銭入れとして200ルピー程度のお金しか入れないで常用使い。
と使い分けていたのです。
ドライバーにはセカンド財布だけを見せて、
「ほら、私200ルピーしか持っていない!デリーは危険だから現金は持っていないの!
でもここで200ルピーを払ってしまったら、今夜の夕飯何も食べられないわ・・・(泣き真似)」と言ったら、
しょうがない、と言わんばかりに100ルピーだけ持っていきました。
よっしゃーーーーしてやったり!!!!!
という訳で、散々な一日でしたが、最後の最後でちょっとガッツポーズなのでした。
結局ホテルも超微妙で、
ドアがめちゃくちゃ薄くて破られそう(明日の朝、無傷で生きてるかな私)、
お湯が出ずシャワー浴びられない、
エアコン効かず部屋が寒い、
と眠れぬ夜を過ごすハメにはなったのですが。。。
【インド編】インド到着!デリーおそるべし。
1月17日 23:30
インド、デリーのインディラー・ガンディー国際空港到着。
日本からインドへ向かうと、深夜便が多いようです。
色々調べた結果、深夜着の場合、取るべき行動として、以下2つが賢明との結論に至りました。
①1泊目だけでも良いホテルを確保し、空港への迎えを依頼する
②朝まで空港内に居座る
ボッタクリ覚悟で何が起きるかわからないタクシーに乗り込むよりは、
安心を買った方が良いと思います。
それでも安く済ませたい私は②を選択しました。
スーツケースを確保し、そのまま近くのベンチで朝まで寝続けました(笑)
インドの空港は現地の方もセキュリティチェックをしないと入れないので、
仮に出国したとしても、空港の外に出なければ比較的安全だと思います。
ただ、最も安全なのは出国自体しないことかと思い、明るくて寝つけないながらもなんとか夜を明かしました。
1月18日 AM9:00
そろそろ街に繰り出そうと思い、エアポートメトロに乗車。
空港~ニューデリー駅までの列車は頻発しており、20分ほどで到着します。
運賃は150ルピー(約250円)。
無事、ニューデリー駅に到着し、まずは荷物だけでもホテルに預けて観光を楽しもうと思いました。
ホテルは駅から1kmほどのところにある、メインバザール内の安宿を手配していました。
最初は高級ホテル(ただディスカウントで3000円程度になる)を確保しようと思ったのですが、
せっかくインドに来たし、バックパッカーの日本人と情報交換もしたいと思い、
1泊500円の日本人宿を手配。
日本人宿だったので、申込みもメールでの簡単なやりとりで済みました。
ホテルは駅の反対側にあったため、ニューデリー駅を超えていかねばなりません。
通路も駅の右端の階段、と事前にバッチリ把握しておいたのですが、、、なぜか封鎖されている。
うろたえているとインド人に取り囲まれ、「ここは封鎖されてるぞ、あっちへ回れ」と言われる。
状況が理解できずうろうろしていると、一人のおじさんが「連れてってやるよ、ところでパーミッション(許可証)は持ってるのか?」と聞かれる。
私:「パーミッション?そんなの持ってないよ」
おじさん:「無いと通行できないぞ」
私:「???(そんな情報ないはずだけど・・・騙されるかも!?警戒っ)」
おじさん:「まあ、とりあえず行ってみろ」
と、駅構内の通行所まで何事もなく連れて行ってくれました。
空港のようなセキュリティーチェックがあり、やはり係員から「パーミッションは?」と聞かれる。
あれ、本当に必要なんだ・・でもそんな情報なかったけど(--;)
とにかく状況を伝えようと思い、「駅の反対側にあるホテルを予約しているからどうしても行きたい。メールで宿泊の手配をしたから、許可証やバウチャーはない。」と説明しました。
係員の話だと、「2日前にこの周辺で外国人が集団レイプの被害にあった。だから今このエリアは拳銃を持った警官だらけで、許可証がないと立ち入ることさえできない。」とのことなのです・・・
なんてこった。。。テンション下がる↓↓↓
しかし「近くにあるDTTDC(旅行代理店)に行けば、パーミッションを無料で発券してもらえる。そこまでならリクシャも20ルピーで行ける。それ以上は払うな。」と教えてくれました。
親切にもリクシャ乗り場まで同行し、運転手に行き先も指示してくれました。
「いきなりインドの洗礼浴びたけど、これでパーミッション発行してもらえれば何とかなるわ~」と安心した。のですが。
本当に洗礼を浴びることになるのは、これからだったのです。。。
【インド編】香港でのトランジット
1月17日
成田を出発。
飛行機から見た富士山は、本当に綺麗で、日本の空は本当に青かった。
これからの旅路が、清々しくクリアーであることを祈ってくれているみたい。
晴天!視界良好!で幕を開けました♪
約5時間のフライトを楽しみ、香港到着!!
トランジットが6時間半あるため、出国します。
飛行機降りて、空港から市内へ出て、また入国手続きをして・・・
と考えると正味3~4時間といったところでしょう。
香港は一度観光で来ていたため、なんとな~く土地勘はありました。
空港→市内への最速手段は「エアポートエクスプレス」。最速24分。
お値段は少々高めですが、一両日中に空港⇔市内を往復するのであれば、
片道料金で往復分のチケットが買えるので、トランジットで出国する方には良いのでは♪
行き先によっても少し料金が異なるので、香港島、九龍島、どちらをメインにするかあらかじめ決めておくとよいでしょう。
空港⇔香港 100香港ドル(約1300円)※2014年3月現在
空港⇔九龍 90香港ドル(約1170円)
今回は時間が限られているため、香港島に絞りました。
前回行けなかったビクトリアピーク(市内を一望できる丘)を目指そうか!?
と思い、一応アクセスは調べておいたものの、
いざ駅へ到着したらこの空模様。。。
モヤモヤモヤ・・・
そう、ニュースでは北京ばかりが取り上げられますが、実は香港のPM2.5も深刻な状況。
毎日数値をチェックして、この日は「良」レベルのはずだったのですが。。。
※こちらのサイトでチェックできます→http://aqicn.org/city/hongkong/jp/
地上でこの状況では、丘の上に行っても素敵な景色は拝めまいと、
急遽、駅周辺散策プランへ変更しました。
香港駅から上環と呼ばれるエリアを散策。
香港名物、2階建て電車が走ってます♪
上環エリアは歴史的な建物がありつつも、
欧米チックなカフェがあったり、
歴史や文化が融合したエリアです。
それにしても、香港はとにかくマンションが超高層!!!!
地震が来なくても超強風とかで倒れるんじゃないか?というくらい
超高層マンション&ビルが立ち並んでいます。
これは東京在住10年の私でも、おのぼりさん並に「すんごい高さだべさ~~」と見上げてしまいます。
お寺と超高層マンション群。
これでも奥のマンションは低い方です。
なんともミスマッチな風景・・・日本だと景観法にひっかかりそうですね(^^;)
そんなこんなでお散歩をしてたらお腹がすいてきたので、
マンゴースイーツでも食べたいな♪と思いスイーツ専門店(満記甜品や許留山)に入店したのですが、、、ことごとくクレジットカードが使えない。
(滞在時間が短かったため、カードだけで乗り切ろうと現金不所持でした)
少し高級そうなお茶屋さんで茶器を購入した際はクレジットOKだったのですが、
さすがに200~400香港ドル程度で飲食を済ませるようなお店でクレジットを使用するのは難しいのかも…(--;)
結局、空港まで飲めず食えずのままリターン。
何とか空港内の「許留山」でマンゴースイーツにありつけましたが、市内にあった同店舗より割高です。ちなみに、こちらではクレジットカード使用可でした。
香港で市内に出てご飯やお買いものを楽しみたい場合は、
少額でも良いので現金化しておいた方が良いかもしれません。
ちなみに、上環地区には両替商エリアがあるので、両替には困りません。
(これも最後の最後で出くわしたので、私は両替しませんでしたが。。。)
【インド編】いざインドへ。2014.1
2014年1月。
今年初めての海外旅行は、インド。
カレーと紅茶が好き、そして英語の勉強がしたい。という理由でインドに決めた。
折角だから、インドの暮らしを知りたいと思い、ただの個人旅行ではなくホームスティという形を選択。
今回の目的地は、紅茶の産地ダージリンと、ガンジス川の沐浴でお馴染みのバラナシ。
格安で航空券を手配したため、
成田→香港→デリー→バグドゥグラ(ダージリンの最寄り空港)→コルカタ→バラナシ→コルカタ→バンコク→成田
という、どれだけ経由するんだ!というルートになってしまった。
ホームスティはバラナシのみで、その他は完全なフリーの一人旅だったため、
何かとトラブルも勃発。
そんなトラブルも、
時にはおもしろおかしく乗り切り、
時には深刻にとらえ、
すべては自分への教訓と、
どこかで誰かの役に立てばいいなと思い、
今回、書き留めることにしました。
もちろん、トラブルばかりではないので、基本は旅日記仕立て(^^)
さて、いざ出発です~~~!!